ずっと好きだったんだよ 番外編 ~悠也 side~
ある週末――…


久しぶりに大学の時の友達と飲む予定をしていた。

もちろん、そこには佐々木もいる。

だけど、当日、残業になった俺は、遅れて行く事を佐々木に伝える。

そして、仕事も終わり、俺は佐々木に電話をする。


「もしもし、俺。お前らどこで飲んでんの?」

『お疲れー。今ね、いつもの居酒屋で飲んでるよー』

「わかった。今から行くわ」


俺は電話を切って、よく行く居酒屋へ向かった。


「いらっしゃいませー」


今日は週末だから、居酒屋はかなり混んでいた。


「あっ、阿部!こっち、こっち!!」


佐々木は席を立ち、手招きをする。


「遅くなってごめん」


そう言いながら、俺が席につくと、


「お疲れ。悠也、生でいいよな?」


小学校からの幼なじみである樫原 陽輝(かしはら はるき)が、そう言って注文をしてくれた。

陽輝とは、小学校から大学までずっと同じ学校だった。

そして、後、大学で仲良くなった友達二人も来ていた。


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