SEXY-POLICE79
須田の手から引き金がひかれる。

バーン、と鋭い銃声音が響いた。銃口から白煙が舞う。

「――――どうして」

檻の鍵が開かれ、カシャンと手錠が真っ二つに割れる音。

「それでも俺は、見捨てるなんてできない」

あの時と、同じ言葉。

「…須田さん。あんたはやっぱいい検事だよ」





        ☆☆☆




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