SEXY-POLICE79
それもこの歳で、と河和はやられたことにまだ参っていた。草間はそれもそうだと苦笑いすると軽く彼に叩かれた。痛くない頭を軽く擦って草間は腕時計に目をやる。時刻はとうに予定よりずれている。 今夜はでないのか。
「羽鳥!あれを」
河和が指をさすその前方には、白い毛並に、ゆらゆらと揺れる三本の尾をもつ狐がいた。懐中電灯を照らさなくてもわかる青白い光を体にまとい、何より動物園でみる狐よりも遥かにデカイ。狐は有無も言わぬ早さで大きな口を開けて、白い炎を吹き出す。狐特有の狐火だ。草間は符を手に呪文を唱え、結界をはり、白い炎を粉砕すると、次に河和の放った符が幾千の刃となって、狐の体を引き裂いた。
「羽鳥!あれを」
河和が指をさすその前方には、白い毛並に、ゆらゆらと揺れる三本の尾をもつ狐がいた。懐中電灯を照らさなくてもわかる青白い光を体にまとい、何より動物園でみる狐よりも遥かにデカイ。狐は有無も言わぬ早さで大きな口を開けて、白い炎を吹き出す。狐特有の狐火だ。草間は符を手に呪文を唱え、結界をはり、白い炎を粉砕すると、次に河和の放った符が幾千の刃となって、狐の体を引き裂いた。