SEXY-POLICE79
ほんの興味本意で夜な夜な暗い道を一台の車がはしり辿りついたのは、今にも何かが出そうなところ。車をそこらへんに停めて中から出てきたのは、大学生の男二人に女子が三人。懐中電灯とポテチの袋を持って、貴船神社第一鳥居に向かっている。女子はキャーキャーと叫び楽しみ、男の一人は何か説明をしている。
「いいか。ここから本宮に上がって寺の側に置いてあるポテチを食って、左に曲がった所に大きな御神木の木がある。その木を一周してここに帰ってくるんだ。いいな」
「オッケー」
「楽しそう」
噂を嗅ぎつけて好奇心を胸にふくらませる大学生たちは、さっそく一人貴船神社本宮に足を運ぶ。呑気に行ってくっぜー、などと先頭を行くのは大学生の男。じんわりと生ぬるい空気に、がさがさと揺れる木々。少しでも勘のいい奴なら気づくだろう、この貴船の異常な霊気の乱れに。
「…何か、いやな感じがする」
と言う。
「いいか。ここから本宮に上がって寺の側に置いてあるポテチを食って、左に曲がった所に大きな御神木の木がある。その木を一周してここに帰ってくるんだ。いいな」
「オッケー」
「楽しそう」
噂を嗅ぎつけて好奇心を胸にふくらませる大学生たちは、さっそく一人貴船神社本宮に足を運ぶ。呑気に行ってくっぜー、などと先頭を行くのは大学生の男。じんわりと生ぬるい空気に、がさがさと揺れる木々。少しでも勘のいい奴なら気づくだろう、この貴船の異常な霊気の乱れに。
「…何か、いやな感じがする」
と言う。