SEXY-POLICE79
犯人は奪いさった鞄を須田に投げつけてきた。追い詰められて自首する気になったのか、須田は手錠をするため犯人に近づいていった。犯人はまったく抵抗しない、少しは反省してくれたのか。

「――つくづく甘い警察官ですね」

ガチャッと犯人は油断した須田の腰ホルスターから、拳銃を抜き取り須田の頭を捕えた。

「ゲームはまだ始まったばかり」

撃たれる、と思った須田の頭から銃口をそらし、犯人は己が頭に銃口を定める。
自殺するつもりなのか…!

「やめろっ。きッ…」

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