SEXY-POLICE79
本当なのか、桐野警部補。
意識はだんだんと薄れ、身体ももう動かない。
俺は死ぬのか、それならそれでいいのかもしれないな。彼はもういない。なら自分が生きている存在価値なんてない。いつの間にか、彼の存在が自分の生きる価値になっていたなんて…。
「…桐野警部補」
君はこんなところで死ぬような、弱い男じゃないはずだ。
――あんたはいい検事だよ。だから負けんな。
――俺がっ…俺があんたを―――。
そう、あの時のように。
――護ってやるから。
かっこいい君がいる。
☆☆☆
意識はだんだんと薄れ、身体ももう動かない。
俺は死ぬのか、それならそれでいいのかもしれないな。彼はもういない。なら自分が生きている存在価値なんてない。いつの間にか、彼の存在が自分の生きる価値になっていたなんて…。
「…桐野警部補」
君はこんなところで死ぬような、弱い男じゃないはずだ。
――あんたはいい検事だよ。だから負けんな。
――俺がっ…俺があんたを―――。
そう、あの時のように。
――護ってやるから。
かっこいい君がいる。
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