SEXY-POLICE79
須田は犯人の指示通りに潮風公園に向かうことにした。この病院から潮風公園まで車で行くまでなら三十分もかからない。車は向かいの駐車場へと停めてある。須田はそこまで歩かずに走って向かっていた。いくら時間に余裕があるとはいえ何が起きるかはわからない、少しでも時間を有効に使うためだった。焦っているせいか鍵を握る手が震えている。須田は落ち着けと自分に言い聞かせて、はっと目がついた。ワイパーに白い紙が挟まっていた。怪訝に思った須田はそれを手に取る。五と書かれた数字の紙切れだった。まだ何枚かあり須田は順番にその紙をめくっていく。
五…四…三。
須田の顔色が徐々に変貌していった。
「まさか…」
須田は急いで車から離れるとドカーンと豪快な爆発音と共に上から紙切れが降ってきた。車は使わずに、とまるでここに来ることを最初からわかっていたかのように設定された爆弾に愛車をやられた須田検事。高かったということもあるが、何より犯人の手で自分が踊らされていることがプライドの高い須田には許せなかった。
☆☆☆
五…四…三。
須田の顔色が徐々に変貌していった。
「まさか…」
須田は急いで車から離れるとドカーンと豪快な爆発音と共に上から紙切れが降ってきた。車は使わずに、とまるでここに来ることを最初からわかっていたかのように設定された爆弾に愛車をやられた須田検事。高かったということもあるが、何より犯人の手で自分が踊らされていることがプライドの高い須田には許せなかった。
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