偽物ラブレター



自分の言ってる言葉が胸にチクチクと刺さってくる。



行ってやりたい。



「お前、柊と遊びに行こうとか考えてないよな?」


後ろからいきなり話しかけられて体が跳びはねた。



「いっ、行く訳ないだろ!総長の怒りを買うなんてバカな真似はできねぇーよ!」


もし、俺が抜けるなんて言ったらあの女に被害を加えることになる。


俺は条件付きで入ってる。



すぐに抜けられるけど、そうなったらどんだけの人が傷つくだろう?



< 105 / 269 >

この作品をシェア

pagetop