偽物ラブレター



学校に着くとすぐに会いたくなったのは大地だった。

前までは、恵子に相談に乗ってもらうのが多かったのに、最近は大地になってる。



4組に鞄を置き、1組に掛け足で駆け向かった。


1組に先に行った竜志くんの姿があり、見つめてるとそれに気づいたのか私の方を見た。



……すると笑顔をつくった。



私に微笑んでくれたの!?



「すいません、通りたいんですけど。」


「……ひぇ?」

後ろからの声に驚いて、変な声を出していまった。




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