偽物ラブレター




後ろを振り返るとツインテールをクルクルと縦巻きに巻いた、可愛い女の子がいた。



「あっ、すいません。」


謝るとクスクスと笑った。

笑い方まで可愛い。。



その場を退くと、その子は1組に入っていき竜志くんに近づいていった。


私に向けられたと思ってた笑顔は、その子のものだった。


ですよね。。




「杏樹、どうしたの?」


後ろからかけられた、その声は安心感を与えられる。



< 117 / 269 >

この作品をシェア

pagetop