偽物ラブレター
《ふざけんな、約束しただろ。
友達を断ったんだよ!
早くこい!来なかったらもうお前とは関わらない。》
杏樹にはこれくらいがちょうどいい。
少しするとインターホンが鳴った。
……やっときたか。
「ごめんね、私なんかのために断ってくれたんだよね。」
手にはプレゼントらしきものと紙袋を持ってた。
手をいじりながら言う姿は小動物にしかみえない。。
「早く上がれ。」
杏樹の腕を引っ張りリビングに入れた。