偽物ラブレター



「……っ!いひゃぁーい!!!!」





突然 両頬を思いっきりつままれ反対方向に引っ張れた。



「はにゃして……!!」


「かっわいいーーー!そんな顔でも可愛いとかどんだけだよ!」



からかいながら、私のことを見て笑う大地。



ひっどいなぁーーー


やっと離してくれた頬はほんの少し赤くなりじんじんする。



「前にも言っただろ、あんたは笑ってる方がいいんだよ。」




キュン……



さっきから優しい言葉に胸がなる。


< 161 / 269 >

この作品をシェア

pagetop