偽物ラブレター
今更、謝りに行っても意味ないんだけどな。。
「行かないよ。」
「バカかお前、山峰の誕生日に他の男である俺のところに来たんだ。山峰がいいように思ってるわけないだろ!」
そうかもしれないね、、私はバカなことをしたと思うよ。
「でも、これが一番いいと思うんだ。」
そう言うと、頬から涙が溢れ出した。
私はこれをキッカケに、竜志くんのこと諦めることを決めたんだから。
どうせ、昨日のキスも忘れてるんだろうな。
あれは、酔ってたからしてくれたもの。
「なんかあっ……」
大地の言葉を遮るかのようにインターホンのチャイムがなった。
あれ、、誰かお客さんがきちゃった!