偽物ラブレター
第4章♡
夏祭り 大地side
夏休み初日、総長の下にいる奴らが俺ん家にきた。
タイミング悪く、杏樹がいるときに。。
多分だいたいの話は聞こえたと思う。
クローゼットから出したときからほとんど一言も喋らなかった。
俺に気を使ってくれたんだと思う。
けど、それが逆に傷ついた。
杏樹は完全に俺が族に入ってることを知った。
そして、それから俺が話しかけるたびに体をビクつかせてた。
7月はあと2、3日で終わる。
そして、明日が夏祭り。
連絡のメールなんてくるわけもなく、、
俺と行くことを恐れてるのだろうか。
いっそのこと、夏祭り無しにして関わるのもやめてしまおうか。。
……いや、それは俺が耐えられないか。