偽物ラブレター
不安と共に
朝早く登校した私に、登校してきたばかりの恵子が話しかけてきた。
「ちゃんとラブレター書いたの?」
小さく頷くと優しい手で撫でてくれた。
そろそろ竜志くんが登校してくる時間だよね。
恵子と廊下で話してるついでにラブレターをちゃんと受け取ったか見たくて出た。
あっ、やっと登校してきた。。
竜志くんの手元に視線を向けるけど、ラブレターらしきものは持ってなかった。
もしかして、カバンの中に入れたのかな?