偽物ラブレター
愛した女への想い 大地side
俺とあの女………松下 朱音 と出会ったのは俺がまだ中2の頃だった。
まだあの頃は、今入ってる啓さん率いる族には入ってなかった。
そんなの入る予定もなかったし……
朱音さんは中3で俺と同じ中学の先輩だった。
俺はあの頃、女関係が激しくて啓さんのグループの奴の女とキスをしてたら見つかってボコボコにされた。
「大丈夫?」
近づいてきて、ハンカチを貸してくれたのが朱音さんだった。
それから、関わるようになって惚れていったんだ。