偽物ラブレター
少し眉を下げて私の頭を撫でた。
「それで納得してるんだったらお母さんは応援するからね。」
ありがとう、お母さん。
元気よく家を飛び出し学校に向かった。
「………」
いつも待ち合わせしてた場所に腕を組みながら竜志くんが待ってた。
「なんで、いるの?もう一緒に行かない約束しちゃったじゃん。」
「はー?そんな約束してねーよ!」
……あっ、そういえば竜志くん酔ってたんだっけ?
でも、もう竜志くんと一緒にいたいって気持ちは前に比べて全然ない。