偽物ラブレター
私はもう竜志くんのこと好きじゃないよ……?
「…俺から離れようとか思うなよ。」
……えっ、いまの言葉は竜志くんの本音?
「竜志くんと一緒に登校もうできない。」
「何でだよ!」
「私、好きな人ができたの……」
竜志くんに掴まれてた手を振り払って先に学校に向かって走り出した。
竜志くんにもうトキメキを感じないし、強く言うこともできるようになった。
精神的に鍛えられたのは竜志くんのおかげだけど、ちゃんと私が意見を言えるようになったのは大地のおかげなの。。