偽物ラブレター
「これからはどんなに距離が離れてもお前を放す気はないから!」
……大地、ありがとう。
「ねぇ、大地ダイスキ!」
「そういえば、ずっと預かったままの山峰へのラブレターどうすればいい?」
……あっ、忘れてた!
「大地がしたいようにして?」
「俺任せかよ!」
私にはもう必要ないからね。
「私には大地がいればいいからっ!」
今まで埋められなかった時間をこの2日だけでも一緒にいれたらそれでいいの。