偽物ラブレター



欲を言えば、竜志くんは私を捨てるだろう。。
私はこれ以上望んじゃいけない。


ラブレターが届かなかったのは、よかったことだ。



あれは、私と、竜志くんを繋ぐものを切るんだ。
もう一度頑張ろうなんて考えちゃいけない。



竜志くんにとって、私は幼馴染み以下の存在。



「好きって伝えたらどうなるの?」



その声は空気にかき消された。
< 47 / 269 >

この作品をシェア

pagetop