偽物ラブレター
優しいね
1組は4組よりも賑やかだった。
中心にいるのは竜志くん。
ずっと竜志くんは中心にいて人を集めることができる。
私の前では見せない笑顔。
楽しそうに話す姿。
この先もずっと見ることはできないんだろうか。。
ドア付近にいると1組の人がざわつき始めた。
地味だから来ちゃいけなかったよね。
場違いなのはわかってるけど……、今は大地に用があるから。
すると村田くんがこっちに来た。
「もしかして俺に用があった?メアドとか?」
なぜか、頬をあげて言う。