まるでペットのような彼
社内の噂にも驚いたけど、出どころが少し気になった。
だいたい悠のことは、奈央子しか知らないはずだ。
他社なら神田さんと会ったことあるくらいだけど…
ホストなんて仕事柄いろんな人と会うだろうけど、私との関係を知ってる人となると、限られてくる。
なんでそんな噂になってるんだか、不思議に思った。
まぁ、噂だけならすぐに治まるだろうと思っていたんだけど…
それから二週間ほどしても、治まる感じがしない。
現在、奈央子に連れられていつものレストランだ。
「郁美。誰かに話したとかないよね。」
「まったくないよ。噂なんて治まると思ってたんだけどね…」
「それが、ネットに書き込みがあったらしいんだよ。」
「えっ?なにそれ?」
「やっぱり、知らなかったか~」
「どういうこと?」
「噂が流れたあたりから、書き込みがあったらしいんだ。内容は、実際の書き込みをみせるね。」
そういって見せてくれたスマホの画面には、
『ホストを垂らしこめるほどの体をもっていて、淫乱だ。会社だけじゃ足りないから自分の身体をつかってまで稼いで、お金を貢いでる。男好きだから誰にでも体を開く。』などの内容だった。
「ひどい…」
「そうなんだ、ひどすぎるし、あまりに事実と違いすぎる。」
だいたい悠のことは、奈央子しか知らないはずだ。
他社なら神田さんと会ったことあるくらいだけど…
ホストなんて仕事柄いろんな人と会うだろうけど、私との関係を知ってる人となると、限られてくる。
なんでそんな噂になってるんだか、不思議に思った。
まぁ、噂だけならすぐに治まるだろうと思っていたんだけど…
それから二週間ほどしても、治まる感じがしない。
現在、奈央子に連れられていつものレストランだ。
「郁美。誰かに話したとかないよね。」
「まったくないよ。噂なんて治まると思ってたんだけどね…」
「それが、ネットに書き込みがあったらしいんだよ。」
「えっ?なにそれ?」
「やっぱり、知らなかったか~」
「どういうこと?」
「噂が流れたあたりから、書き込みがあったらしいんだ。内容は、実際の書き込みをみせるね。」
そういって見せてくれたスマホの画面には、
『ホストを垂らしこめるほどの体をもっていて、淫乱だ。会社だけじゃ足りないから自分の身体をつかってまで稼いで、お金を貢いでる。男好きだから誰にでも体を開く。』などの内容だった。
「ひどい…」
「そうなんだ、ひどすぎるし、あまりに事実と違いすぎる。」