まるでペットのような彼
郁美の親御さんは、思ったよりすんなりと了承してくれて、驚きと感謝でいっぱいになった。

それから引っ越しもし、やっと生活がスタートしたと思ったら、郁美の様子がおかしかった。

会社でなにかあったんだろうことは、予想できたが、郁美に聞いても『なんにもないよ』と言うばかりだった。

その頃、仕事の伝で郁美の会社の副社長夫人の紹介で郁美の会社の弁護士にしてもらう話しをもらった。
郁美のことを調べていたときだったのもあり、その話しを受けることにした。


調べていたら、ネットの書き込みを発見し、仲間内の聞き込みによると、複数犯だったことが、判明。
主犯は、マユだった。

たまたま、マユの親父さんが役員を務めている会社にいる次長の奥さんが、郁美と元同僚で郁美のことをあまりよく思っていなかったようだ。
会社の集まりのときに、二人が知り合ったらしく、俺と郁美の話しになり、意気投合して嫉妬から、あんな内容をサイトに載せたようだ。

次長夫人がホスト仲間にそんな話しをしていたことから、すぐに俺に伝わった。


その処理をしてから、郁美の会社へ契約の手続きをしに行ったところ、奈央子さんから郁美がセクハラ上司に呼び出されたことを連絡受けた。

副社長とアポがあったため、一端副社長にお会いして契約より先に調査した噂と郁美の呼び出しを説明して郁美のとこに駆けつけたんだ。

扉を開けたら、郁美の側に上司が立ちすくんでいた。
いまにも触られるんじゃないかと、気が期じゃなくて郁美を抱き締めていた。





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