まるでペットのような彼
『好きにしてみる?』この言葉が暗示のようになって、私は、したことのないことをしてみようと思った。

今まで、受け身でされるままだったから、自分から攻めてみようと…


悠は、私の横に寝転がってくれて、上にくるように促す。





上にって…
したことないかも…


悠の上に這うように乗っていく。

悠がしてくれるように、首筋に唇を這わせてみる。

悠の表情がちょっと歪んだ。
感じてるみたいだ。

首筋から胸元、下半身へとキスをしていく。

そして、悠の熱にキスを落としたらビックリしたようだ。

「い…くみ?」


悠の顔を見ながら、口に含んでみる。

「…ッ…」

吐息を我慢してるような感じで、感じてるのがわかる。
はじめてしてみたけど、いやじゃない。
むしろ、もっと反応してほしい。

私は、いろいろしてみたりした。

「…ア…い…くみ」

そのうち悠に身体を引き寄せられ、上に乗った状態になってしまった。

「は…るか?」


「気持ちよすぎて、もう限界…入れて…」

私の下半身に固い熱があたって、私も我慢できない。
悠に誘導されながら、自らの重みで悠の熱い自身を受け入れた。

「ハッ…ア…アン…」


「郁美…動いて…」

言われるまでもなく、私の腰が振れていた。













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