まるでペットのような彼
悠の話しは…

ルームシェアしてた相手が女を連れ込むようになって…

まぁ、女を連れ込むの事態は、問題じゃなく。


その女が悠に迫ったりしてきたそうだ。


そんなことが、何回かあって、シェア相手が悠のことを『俺の女を誘惑してんじゃねえ』と喧嘩になったそうだ。

それまでも、前の彼女のときにも同じようなことがあってシェア相手は、振られたことがあるらしく。


今回は、堪忍袋の緒が切れたって感じね。


それで大喧嘩になり、シェア解消となったわけだ。


それで、こんな都心部だと家賃も高いし、一人で暮らすには、ちょっと無理があるからと悩んでいたとこに、私の誘いがあったわけだ。


「勝手に女からくるだけで、俺から誘惑したことなんて、一度もないんだ。それなのに、あいつ怒りやがって…」

悠は、納得してなさそうだ。

「そうね。だけど、よくうちに来る気になったわね。」

「郁美さん。人がよさそうだし…
だいいち、あんなことした仲じゃないですか~」

目の前のイケメンから問題発言。

「あ…あんな…こと…?」

私ったら、酔ってなんかしちゃった?


「……」

悠は、黙っている。


「あの…」

「郁美さん。覚えてないんですね…」

「ごめんなさい…」

なんで私ったら、素直に謝っちゃってるんだ?

「ここに住まわせてくれるなら、よいですよ。許します。」


へ?住まわす?







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