まるでペットのような彼
相変わらず、私の帰宅が22時を過ぎている毎日だ。


悠は、だいたいが日付が変わらないと帰宅しない。




私が先に起きて、朝食の用意をしてから家をでる。


こんな時間差生活が日常となって、続いていた。


それによりなのか、平日の交わりは、はじめの頃ほどなく、週末休み前になると以前のようなって感じで落ち着いている。






そんな日常でバレンタインデー前日を迎えている。



今日は、悠の誕生日なんだけど…
土曜日なのに、私も悠も仕事だ。

いつもより、早く帰ってこれるんだけど…
悠がきっと遅いだろう。


買い物をしながら、帰宅する。


一応、簡単にホワイトシチューにして、残しても大丈夫なようにパンにした。


まだ夕方暗くなったばかりだから、準備だけしておいてシャワーを浴びて部屋着になる。


いつものロンTにイージーパンツ。

これじゃ、色気ないかな?


一応、下着を上下お揃いのにしておいたんだけど…


きっと、帰りは、遅くなるよね。

わかってるんだけど、こんなドキドキして待ってるのって、すごく久しぶりな感じがする。


結局、プレゼントは、用意できなかった。
なにがよいのか、直接聞いてみよう。






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