ハピネス
机の上で腕を組み、その中に顔面を突っ込みつつ呟いた。


惟万理に簡単にバレてしまった、私の恋心。


私が比嘉君を好きだと知ったら、比嘉君はどうするのだろう……


「なーに言ってるの。そんな事考えてるヒマがあったら、アタックしろって言ってるでしょ!」


「アタックって言ったって、どうすればいいのよ~~~…」


ウジウジ悩む私に痺れを切らした惟万理が、頭上からお説教を浴びせてきた。


そりゃあ私だって、このままじゃずっと友達のままって事は、理解している。


だけど話すだけで緊張するのに、アタックってどうやるの!?
< 14 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop