ハピネス
長い青髪を右手で持ち上げてそんな事を言っているリリアには、きっと何を言ってもムダ。


「私はポニーテールにでもしていくよ……ただもう普通に起こしてよリリア………」


私は脱力しながら、顔を洗おうと部屋を出た。


今日は私のハピネス生活、2日目。


昨日病院から帰った後は、また書類にハンコ押しを任された。


それが終わってからはフューチャーの力によって指先から炎を出しなんか不思議な形をした金属を溶かしたり、氷の力で逆に固めたり。


『凄い凄ーい!指先のすぐ近くに火があるのに、全く熱くなーい!天使の力ってやっぱり凄いね!!』
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