ハピネス
私を見つけて更に笑顔になった巴ちゃんは、ブンブンと両手を振って出迎えてくれた。


「こんにちは、巴ちゃん」


「こんにちは天祢ちゃん!!天祢ちゃん、本当に今日も来てくれたんだね!!」


「オイオイ巴ぇ。お前が昨日もっと早乙女と遊びたいって言ったんだろーー?」


呆れ顔の比嘉君は昨日みたくベッドと壁の間にイスを置き、出入口側に私の分のイスも設置してくれる。


私はそのイスに腰かけてから、巴ちゃんに先程雑貨屋で買ったラクガキ帳を差し出した。


「巴ちゃん、コレプレゼント。お兄ちゃんにアドバイス貰って選んだんだよ」
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