ハピネス
比嘉兄妹に申し訳なさ過ぎて、このまま穴に入りたい気分だ。
「お兄ちゃん……」
「巴、泣くな。お兄ちゃんがどうにかしてやるから……」
普段怒る事は少ない比嘉君に、怒鳴られた。
「あの………」
「―――悪い早乙女。今日の所は帰ってくれ」
目を合わせない様に放たれた言葉に、本気で息が出来なくなった。
顔も見て貰えないなんて………さっきの冷たい目で睨まれた方が、何倍もマシで……
許して貰いたい気持ちが溢れ出るも、巴ちゃんのオルゴールを壊した私にそんな風に思う資格は無い。
「ご…めんな…さい………」
「お兄ちゃん……」
「巴、泣くな。お兄ちゃんがどうにかしてやるから……」
普段怒る事は少ない比嘉君に、怒鳴られた。
「あの………」
「―――悪い早乙女。今日の所は帰ってくれ」
目を合わせない様に放たれた言葉に、本気で息が出来なくなった。
顔も見て貰えないなんて………さっきの冷たい目で睨まれた方が、何倍もマシで……
許して貰いたい気持ちが溢れ出るも、巴ちゃんのオルゴールを壊した私にそんな風に思う資格は無い。
「ご…めんな…さい………」