ハピネス
昔から考える事は好きだった。ハピネスになるか問われた時もネコを助けた時も、頭を働かせた。


いつもみたいにグルグル考えてみたけれど、いい考えが浮かぶ気配は0。


「ううう…具合悪くなって来た……」


「と、言われましてもね………ハピネスの任務がまだまだ残ってるんだけど、アンタどうすんの?」


再び落ち込みオーラを漂わせる私の前で、リリアは机の上に何やら風呂敷みたいな布を広げた。


中には様々な大きさの歯車やネジが入っていて、ピカピカ眩しい。


「今日は帰宅後はこの部品をフューチャー使ってもいいから、大きさ別に「あっ!」」
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