ハピネス
どうやらリリアが言いたいのは、フューチャーに頼らずハピネスが終わってからきちんと……という事らしい。


『で、でも……たとえ願い事でオルゴールが直ったとしても、比嘉君や巴ちゃんの記憶からは私がオルゴール壊したって事実は消えないんじゃ………』


『まぁそうだけど、このまま何も出来ないままよりはいいんじゃない?あの兄妹の記憶から今日の事抹消して下さい、でも大丈夫よ?』


『ウッ…それは――――…』


私が言葉に詰まると、リリアも黙り込む。


結局惟万理の言った通り謝りまくるという事になり、それからはハピネスに勤しんだのだった。
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