ハピネス
せっかく前向きになれた私に水を差すかの如く、惟万理がニヤッと笑いながら口を挟む。


私の“好きな人”のカテゴリーにくくられる比嘉兄妹だけど、兄と妹とは別の“好き”がある事を言っているのは明らか。


「ちょっと惟万理!アンタ何言ってるのよ!」


「えっ?べっつにぃ~~~?」


「へっ?早乙女さんと惟万理、どうしたの?」


この場には千熊君もいるのに~~~!!と惟万理に怒ったら、彼は瞬きを何回もしていた。


まったく惟万理は…でも今回はこのカップルに救われたかも………


まだやる事は残ってるけど、感謝しなきゃいけないよね。
< 216 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop