ハピネス
「まぁ巴ちゃんにいつ謝るとかは、比嘉(兄)とも話し合うとして――――…これからどうするーー?」


「サボっちゃってるのに堂々と教室戻るなんて、出来ないよなぁ」


惟万理達の言葉に図書室の時計を見てみると、授業が終わるまで後30分位ある。


「そうだ……ごめんね2人共。私のせいで授業サボらせちゃって………」


「いいのいいの。本当は良くないけど、親友の為なら先生も許してくれるでしょう」


「いやぁ惟万理…それはどうかなぁ……」


今更教室戻ったって、中に入る勇気なんて無い。


結局私達は授業が終わるまで、図書室で時間を潰す事に。
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