ハピネス
しょうがないから天祢のクラスの前で待ってたら戻って来たが、どこで何してたかは一切言わない天祢。


もうその時のロスを取り返す位働いてるが、そろそろ……ねぇ………


「ハイ」


「えっ?」


ヒョイッと天祢が向かっていた机にオレンジジュースの缶を置くと、天祢の動きが止まった。


よーーやくストップしたわね。今まで早送り映像の如く何かしら手動かしてたのに。


「それあげるから、今はもうやめときな」


「えっ……でも………」


「いいから。残りの手伝って貰いたい仕事は、帰ってからでも平気な程しか無いから」


「う、うん…」
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