ハピネス
チラチラと目覚まし時計に視線を向けていると、リリアに呼ばれる。


「ちょっとそこ座って頂きます?」


「リリア……ここ私の部屋だよ」


文句を言いつつ、言われた通りにローテーブルを挟んでリリアの真向かいに座った。


テーブルの上はすでにキレイに片づいており、数秒間ただ見つめ合う私とリリア。


「今日はもう、ハピネスとしてのお手伝いは終わりです。つまり今この瞬間、天祢のハピネスとしての活動3日間は全て終了となりました………お疲れ様でした」


「――――…ッ」


目の前のリリアが深々と頭を下げ、長い青髪が彼女の両頬を覆い隠した。
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