ハピネス

終わった……終わったんだ、私のハピネスとしての全期間………


時計を見ながらもうすぐ終わるだろうと考えていたけれど、いざリリアに❝お疲れ様でした❞なんて言われると胸にくる……っ


「やっと……やっと３日間が終わった………」


力が抜け、バタッとローテーブルに突っ伏すと、今までの様々な記憶が頭に蘇った。


たった３日前、学校で出会った美人天使。


その天使に頼まれて、仕事を手伝う事になった。


ハンコ押しの連続で体が固まったり、慣れないフューチャーでの魔法が『雑』と一言で否定されたり、危うく次の授業に遅れそうになったりした。