ハピネス
キャッキャッと楽しそうにはしゃぐ惟万理へ、片手で顔を覆いながら返した。


歴代ハピネスの事なんかちっとも考えなかったとは言え、前任者が親友だと気づかない私って超ニブイのかもしれない。


「そんなに衝撃受けないでよ天祢。私だって私の次のハピネスが天祢だって知った時は、ビビったんだからね。あの人私とアンタが友達だって知ってたのに」


しかし…段々と惟万理のハピネスとしての話に、興味が湧いて来た。


この子も私と同じ様な事、してたんだよね?


惟万理がハピネスだったのって……いつ?


「惟万理……惟万理はいつリリアに会ったの?」
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