ハピネス
よく?早乙女はよくオレの事を話題に出しているのか?


「私天祢の母です。比嘉君と千熊君も、天祢のお見舞いに?」


「ハイ……あの、早乙女さんは……」


一瞬面食らっている間に、やっぱり早乙女のお母さんだった女性は203号室の引き戸を開けた。


「どうぞ………天祢、惟万理ちゃんと比嘉君と千熊君がお見舞いに来てくれたわよ」


お母さんに続いてオレ達も病室に入ると、中は巴が入院していた病室と同じ4人部屋。


しかしうまっているベッドは1つしか無く、そのベッドはこれまた巴と同じ右側の窓に近い方のベッドだった。


「天祢……ッ!!」
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