ハピネス
比嘉君がボロボロ涙を流し始めた私に起きた時以上に狼狽え始めるも、上手く喋れない。


「もしかしてそんなにオレから告白されるの嫌だったのか?それともシチュエーション大事にしろって………」


「ちっ、違う!嬉しくて泣いてるの!」


「へっ?嬉しくて?」


それでも変な勘違いをしている比嘉君の誤解を解きたくて、精一杯の反応を返した。


「そうだよ…嬉しくて泣いてるの。だって私も、あの日から比嘉君の事好きだったんだもん……」


「えっ………?」


「だから今夢みたいに嬉しくてね?ちゃんとお話したいのに、な、涙が止まらないの……」
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