ハピネス
一緒にお昼を食べた惟万理にこう言われてしまった程、今日の私は落ちつきが無かった様だ。


『何でもないよ、気にしないで』


『気にしないでって……なーーんか怪しいわねぇ………』


ジンクス否定派の惟万理に“天使に出会った”と言っても信じて貰えるワケがないと考えた私は、怪しむ惟万理をどうにか誤魔化し。


そして本当に放課後現れたリリアを引き連れて、自宅に帰って来たの。


この天使、ずっとフワフワ飛びながら私の後ついて来たんですけど……いいな、楽で。


「あ、あのーーー…本当に私、アナタに敬語使わなくっていいの……?」
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