ハピネス
優しいけど、今はその優しさが厄介なのだ!


「そっか。じゃあ一緒に教室戻ろうぜ」


冷や汗をガバガバ流しながら慌てていたら、比嘉君がフッと笑って誘ってくれた。


その爽やかな笑顔に、今の今までハピネスの事を隠さなきゃ!とバクバクしていた心臓が、ドキッと大きく脈打つ。


「う、うん……//////」


「――――フーン…そういう事ですか……」


赤くなって俯く私を、リリアが後ろから何かを察したかの様にジーーーッと見つめていた事なんて………全然気がついていなかった。


「神様ってホントにいるんだね~♪」


「…まぁね」
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