例えば魔女と恋をして
「タクシー呼んであげるから帰りなよ。付き合ってもいない男の家に泊まるのは…
君が軽く見られるから」
驚いて振り返った。
全ての男は狼なんだと思っていた私の前に現れた
たった1人の紳士。
暁直登君。22歳。
彼が私と同じ課に入社して
隣のデスクになって
運命を感じてしまったの。
恋をするなら
彼しかいないって…。
この人には…
私の見た目じゃなくて
私の心を好きになってもらいたい。
そう思ったの。
生まれて初めて感じた胸の高鳴りは
空を飾る星よりも
私の世界をキラキラ瞬かせた。
この恋を…
叶えたい。
あなたを
振り向かせたい。