例えば魔女と恋をして
「あの…魔女…八神さん。お話ってなんでしょうか…?」
真っ暗な資料室。
黒い衣装を身に纏う彼女も暗闇に溶け込み見えない…。
「暁君…
私…あなたに伝えたいことがあるんです。」
「は、…はい、何でしょう?」
マジで怖かった。
殺されるのかもしれないと思っていた。
伝えたい事って…
呪いの呪文か何かかよ…
勘弁してくれ…
俺が何かしたか…?
デスクが隣と言っても
俺は終始、息を殺しながら仕事をしてる。
気配を消してる。
そんな俺が何かしたか…⁈
あっ…もしかして…
今日、勤務中に俺の肘がデスクからはみ出した件かっ⁈
ごめんなさい。
ごめんなさい。
謝るから俺を消さないでっ…‼