僕が嫌いな君が好き
次の日からさっそく行動に移そうと、意気込んでいたが…

特に何も思いつかなくて、


「森さんっ!」


「あ…」


「おはようございます」


「おはよう…」


とりあえず見かけたから挨拶だけでもしとく。

そのまま教室へ向かうと、


「よぅ!竜聖!」


「おぅ!」


「何を嬉しそうにしてんのかなー?笑」


こいつはほんま…笑


「なんでもないで?」


「はいはい、笑」


「…あっ」


「なんだよ?」


「…ありがとう、色々と…」


それだけ言うと望も、満足げに笑った。


「じゃあ、オムライスな!!」


「…はいはい、笑」
< 28 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop