無愛想で糖度高めなカレの愛
返事をして課長のデスクに向かうと、彼女は顔の前で組んだ手に顎を乗せて、私を見上げる。
「間宮さん、まだ少し先のことだけどお願いがあるの。あなたにとっては朗報かしらね」
「何ですか?」
小さく首をかしげる私に、課長はにこりと微笑んでこう言った。
「夏にかけての新商品の開発、あなたにリーダーをやってもらいたいと思ってるの」
思いがけない言葉に、一瞬目が点になる。
「えっ……私が、ですか!?」
少し時差があってから、驚きの声を上げた。
これまでリーダーという確かな位置づけがあったわけではないけれど、篠沢課長がその役割を担っていたのは誰もが理解していること。そんな大事な任務を、私が……!?
目を見開いて固まる私を見た課長は、「そんなに驚かなくても」と言って、ケラケラと笑う。
「あなたのアイデアと熱意には、私も一目置いてるから。最近やることが増えてきちゃってね、そろそろ誰かにリーダーを任せようと思ってたのよ」
たしかに、課長は会議やら出張やらでいつも忙しくしているし、その負担を軽くするためにも協力したい。
「間宮さん、まだ少し先のことだけどお願いがあるの。あなたにとっては朗報かしらね」
「何ですか?」
小さく首をかしげる私に、課長はにこりと微笑んでこう言った。
「夏にかけての新商品の開発、あなたにリーダーをやってもらいたいと思ってるの」
思いがけない言葉に、一瞬目が点になる。
「えっ……私が、ですか!?」
少し時差があってから、驚きの声を上げた。
これまでリーダーという確かな位置づけがあったわけではないけれど、篠沢課長がその役割を担っていたのは誰もが理解していること。そんな大事な任務を、私が……!?
目を見開いて固まる私を見た課長は、「そんなに驚かなくても」と言って、ケラケラと笑う。
「あなたのアイデアと熱意には、私も一目置いてるから。最近やることが増えてきちゃってね、そろそろ誰かにリーダーを任せようと思ってたのよ」
たしかに、課長は会議やら出張やらでいつも忙しくしているし、その負担を軽くするためにも協力したい。