満月の夜に
「やぁ、こんばんは赤ずきんのお嬢さん」

ドアを開けると月明かりと一緒に少年が立っていました

少年の目は海のように青く

髪は月明かりに照らされ星のように輝く、銀色でした

「こっ…こんばんは…あのおかあさんは…」

赤ずきんは恐る恐る少年に尋ねます

「母親に会いたいのかい…へぇ〜なら僕が案内してあげよう」

そういい、少年は手を差し伸べました

赤ずきんはうんといい、その手に幼い小さな手をのせました

家から歩いていくと動物たちや

風で揺れる木々の音が不気味でした

30分くらい歩くと街の明かりが見えました

そこから、一人の影がこちらに向かってきました



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