月下美人の咲く夜を

「月人、大好きよ。」

細い腕を俺の首に絡ませキスをせがむのが好きだった咲月。

「うん。俺も大好き。」

その唇に丁寧にキスをするといつもほんのり頬を染めながらとっても幸せそうな顔をしてくれて、それが見られるだけで他にはなにも欲しくないと思えるくらい幸せだった。


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