シャボン玉
庭に出て、ジュースを注いで……。
『『『『『お誕生日おめでとーーうっ!!!!』』』』』
みんなで乾杯した。
ハルもなんだか恥ずかしそうに
『ありがと……』
と。
『プレゼントターイム!!!!!』
父さんが言った。
父さんはハルの事が大好きだし、自分の娘のように育ててきたから、俺の誕生日よりもハルの誕生日のほうがテンションが高い。
『やったーー!!!』
ハルは目が輝いていた。
俺の両親からはハルの好きなキャラクターのデカイぬいぐるみとリストバンド。
ハルの両親からは洋服。俺もプレゼントを渡した。
ハルはすごく喜んでいた。「みんなありがとう!」と言い、幸せそうな顔をして笑った。
『さぁ!オムライス食べるわよー!ケーキもあるし!!』
ハルのお母さんが言った。