─いつまでも白い雪─



へえ、と言って椅子に座った。


「病気が治ったら、小説家になりたくて。」


そう言うと、くす、と。



「見してよ」



「え、なにが?」



「書いてるんでしょ?小説。」



ほれほれ、と、手招きする。




「何で?知ってるの…」



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